げねのチラ裏

げねのブログです。だいたい音楽について語っていますが、たまに他の事にも触れます。気が向いた時に更新していこうと思います。

げねの日記 2023年 8-9月編

8/3

 今思い出したんだけど、道を歩いている途中で大滝詠一の「君は天然色」が聴こえてきたと思ったら、いかついオープンカーみたいな車が爆音で が音の正体だった。そこは低音ブンブンいわせたヒップホップとかEDMが定番じゃないのか。そういうツッコミ待ちなのか。それとも単純に80年代が流行っているからなのか。しかしそれがどんなに名曲であろうと、結局騒音を出しているのに変わりはない。


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8/4

 先月買ったCDを振り返っている。先月は好きなバンドの新譜も出たし、ブックオフのアプリを入れることで月初や月の折り返しに届くクーポンもあるので、それを使ってブックオフでいろいろCDを買ってしまった。それと大きかったのがTSUTAYAでレンタル落ちのセールがやっていたこと。普段は100~200円で買えないようなCDがたくさん買えた。いや、買ってしまったというべきか。

 とんでもない量になってしまった。8月はCD買うのを控えようBaby…

 

8/13

 今日は墓参りにかなり田舎の方に行った。町で唯一のTSUTAYAに寄ったら、レンタル落ちでBibioの「Vignetting The Compost」を見つけたので買った。以前レンタル落ちで見つけたけど見逃したことを後悔していたので、なんらかの巡り会わせだったのかもしれない。「The Ephemeral Bluebell」と「Dopplerton」がとても気に入っていたので買えてよかった。そして、今日一日で3か所も蚊に刺された。


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8/16

 最近、進行方向別通行区分をよく聴いている。とはいえCDはライブ会場のみ (会場はほとんど東京だし、メンバーが別の音楽活動や弁護士の仕事などで忙しいのでライブもほとんどない) でサブスクにももちろんないので、YouTubeに上がっているライブ映像やSoundcloudなどに上がっている音源の断片を聴いて凌いでいる。今年出た新譜に入っている「サンキュメリカ」だと思われる曲がかっこいい。

 

 進行~の情報をいろいろ漁っているうちに、奇妙なものに辿り着いた。進行~の曲「梅を吸いすぎた男」からの一節「もしも手塩にかけた芋がカモノハシなら」というフレーズを不特定多数のVTuberにスパチャと共に送り、それを片っ端から切り抜き動画にしてYouTubeに上げている人間がいた。ここまで内輪ネタをストレートにぶつけられたら何も知らないVTuberは困惑するだろう。この人は何をもってこの行為を繰り返しているんだろうか。この曲を書いた田中さん (Vo,G) も狂ってるけど、この人の行為の原動力も謎である。自分が狂気の本質を理解するにはまだまだ遠いなと感じた。

 とはいえ、この曲の一番のハイライトは「真部の 真部の 真部の 真部の 真部の彼女は43」という歌と共にギターの真部さんが踊りだすところだと思う。そして西浦さんのドラムがめちゃ上手い。

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8/17

 「このテープもってないですか?」がTVerで公開されていたのを知ったので見た。自分はSIX HACKが放送される直前あたりから大森P作品群を知ったので、その時にはもうTVerでは見れなくなっていた。今回の再公開は助かった。

 聞いていたように、3話はかなりカオスだった。しかし全部が全部意味不明なわけではなく、話が哲学的な方向に飛んで行ったり、番組の核心に迫るようなワードがたびたび出てくる。なので考えても意味のないような言葉にも意味を見出そうとしてしまう。「ありようからある以前のことわざを想起するのは、一種の暴力ですよ」という言葉にはなぜかハッとしてしまうし、「沈んだ太陽光の明かりを反射して、さも自分が明るいかのように見せかける」という言葉はこの物語の大きなヒントのような気がしてしまう。一部の言葉がノイズで聴きとれなくなっているのも気になる。SIX HACKの「検証」で出てきた「そういう意味深なのがあると、考察好き連中がSNS上で騒ぐんですよ」という言葉を思い出した。自分もまんまと大森Pの掌で踊らされているのか。

 

8/18

 大森時生さんが、キタニタツヤさんの特番「キタニタツヤを解放せよ」とミュージックビデオ「素敵なしゅうまつを!」を手がけるらしい。ファンの反応を見ていると、幼少期のキタニさんを見て「かわいい」とアイドルのファンのような喜び方をする人が9割、大森さんの存在を知っており全てを察する人が1割くらいの割合でいた。あらゆるミュージシャンにアイドル的な目線で接するファンがつくのは当然のことだけど、大森さんの「何も知らない人に事前情報なしにモキュメンタリーを見せる」というスタイルのターゲットにするにはあまりにノーガードな人々なのではないかと思う。ホラー耐性もまちまちだろうし。ただ大森さんは嬉々として映像を作ってそう。

 

8/19

 ブックオフオンラインのアプリを入れてから、定期的にクーポンが届くようになった。これが結構ありがたくて、少額のものがちょこちょこ買えたりする。今日ふらりとブックオフに行ったらthe cabsの「再生の風景」が100円で売ってたので、同じく100円で売ってた9mm Parabellum Bulletの「Revolutionary」と一緒に買ってきてしまった。しかもこの買い物で200円のクーポンを使ったので、実質20円で買えた。その後別のブックオフBase Ball Bearの「C」も買い、これもクーポンを使い実質無料でゲットした。こうして家にCDがどんどん増えていく。


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8/27

 久しぶりにサンマを食べた。サンマが庶民の魚ではなくなって久しい。食卓に並ぶことはほとんどなくなり、それに比例してサンマを食べる時の感動はだんだん高くなっていく。サンマと白米の組み合わせって何でこんなに美味いんだろう。

 

8/31

 自分はいつもネットショップや実店舗で中古CDを漁ってるのだけど、なんとなくディスクユニオン駿河屋を覗いたら良いものをいくつか見つけた。買うものによっては送料無料ではなくてもお得に買えるんじゃないかという気がした。

 ディスクユニオンはかなりマニア向けのものも売っている。送料がゆうパケットだと297円かかるけど、他のところで1700円くらいのCDが900円で売ってたりするのでそれを考えるとお得。駿河屋でもレアなものがけっこう入荷していて、キャンペーンで送料無料ラインが下がったりするらしいのでそこが狙い目か。

 

9/6

 久しぶりに自分の音楽活動をまとめているサイトを見た。自分がサイトの更新をしていない間に、アップロードできるメディアの上限に500MBまでの制限がかかるという仕様変更があった。自分のサイトは500MB以上のファイルをアップロードしていたため、もう一切ファイルが追加できない。こうなると新しくホームページが作れる所を探さなければいけない。どこか良いホームページ制作サイトはないだろうか。

 

9/8

 最近ポイントに振り回されている気がする。楽天ポイントをゲームやらで少しづつ稼いでいるうちはいいのだけれど、買い物をするときの還元ポイントのことを考えだすともうヤバい。今タワレコではポイント15%還元キャンペーンをやっており、ペトロールズの「Problems」を買うなら今かと思っている。ただ駿河屋で買った方が安いし…という気持ちにもなる。

 あと、楽天リーベイツというポイントバックサイトの提携サイトにタワレコがあったので登録したら、「初回登録30日以内に3000円以上の買い物で500ポイント」というキャンペーンを見つけてしまったりした。先に知っていれば欲しいCDが出たタイミングで登録したのに。こうなるとタワレコでペトロールズと何かを合わせて買うか…という気持ちにもなる。「ポイントをちらつかせて商品を買わせる」という策略に完全にハマってしまっている。

 

9/9

 町を歩いていると「ミステリと言う勿れ」の宣伝で、全員アフロの被り物でチラシを配っている人々を見た。漫画やドラマには疎い自分だが、「ミステリと言う勿れ」では菅田将暉がアフロになっていることくらいは知っている。アルバイトだろうか。あそこまでする必要ないのにという気持ちが湧き上がり、なんとも言えない感情になった。

 

9/10

 ペトロールズの「Problems」が駿河屋で1100円になってたので買おうとしたら、通信販売手数料で570円加算されたので引き返した。普通だったらこれでも安い方なのだけど、自分は今タワレコポイントを700円分持っているので、それを使って新品を買った方が安いという結論になった。そしたらどうしてポイント15倍のときに買わなかったのかという気持ちにもなるし、もう何が何やらわからない。買い物の時にはポイント還元のことを考えるべきではないのかもしれない。

 

9/12

 家の近くの神社でやっていた祭りに行った。祭りって他のことでは代えがきかないエモさというか人の営みのパワーを浴びれる気がする。こうした祭りがあるたびに自分は1人で見に行くので家族から「ぼっちなのに祭りが好きだよね」と言われるが、好きなものは好きなのでしょうがない。

 神社の中は多くの人でごった返しており、たくさんの屋台の前に並んでいた。フライドポテトやフランクフルト、チョコバナナや金魚すくいといった定番の屋台からチーズドック、ドネルサンドなどの異国の料理の屋台もあった。他にも広島焼きや10円焼のほか、焼き鳥やからあげ、牛串といったガッツリした肉系もある。変わり種だとプロの人が映える写真を撮ってくれるサービスや、エアガンだらけのくじ引きがあった。

 これらの屋台を見回してみると、食べ物の値段がだいたい600円ほどする。冷やしキュウリにいたっては400円という法外な値段で売られている。こんな屋台を前にすると、600円あったらブックオフで1枚CD買えるよな、そういえばPeople In The BoxのAve Materiaがあそこのブックオフに500円であったな、とか考えてしまう。

 祭りに来ている人々を見てみると、制服の中高生や子連れが多い。地雷系っぽい人や木の切り株に座って宿題をする小学生など、 あらゆる属性の人間たちが祭りを楽しんでいた。お面をかぶっている人も多く見られるが、某ボカロ曲の影響か伝統的なキツネ面をかぶっている人が多い気がする。ぐずって泣いている幼児もいる。祭りに来ている人々はそれぞれがそれぞれのやり方で楽しんだり色々していた。

 ここまで言葉で書いても日本の祭り特有のエモさ、もしくはAestheticを表現できる気がしない。しかし日本の祭りには言葉にできない人間の生気と感傷があることを理解してくれる人は多いのではないだろうか。そうした言葉にできない空気を体感してなんとか自分なりに掴もうと、自分は今年も祭りに行く。

 

9/14

 ProCoのRATが気になっている。No Busesのメンバー2人がボードにRATを導入していたこと、そしてリーガルリリーのたかはしさんがギターマガジンで「RATを踏むのは“感情”なのでしょうがない」と言っていたことがきっかけでRATに興味がわいた。wowakaさんも初めて買ったエフェクターがRATらしいし、どんな音がするんだろうとYouTubeで演奏動画を漁ってみると、思っていたよりも自分の好みに合っているんじゃないかと感じた。

 そして今日、立ち寄ったハードオフで中古のRATを見つけた。ちょうど店内放送で「丸ノ内サディスティック」がかかり、「RAT1つを商売道具にしているさ」と椎名林檎が歌っている中、ガラスケースの中のRATに思いをはせる自分だった。

 

 

9/17

 CDの大幅な増加によりものの置き場がなくなってきたので、本と以前使っていたベースを売ってきた。まず本をブックオフに売りに行った。紙袋2つにけっこうたくさんの本を詰めて行ったので腕が死んだ。

 次に自作のアルバム「空の考察」「メンタルウェルス」「フィジカルヘルス」で活躍したCort GB34Aを売りに行った。このベースは高音域の変な部分が耳障りなほどジャリジャリしていて扱いづらく、ミックスの際にはハイミッドからハイの音域を思いっきりカットしなければならなかった。思い入れがないわけではないけれど、YAMAHAのSBVも買ったしスペースもとるので売ることに。これはセカンドストリートに売りに行ったのだけど、予想を大きく超えて7200円の値が付いた。最近楽器の相場が大幅に上がっていることを考慮しても、驚愕するしかなかった。それと同時に頭の中で大量の欲しいエフェクターや機材が浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返し始めたので、「ここで何か買ってしまったら負けだぞ」と自分に言い聞かせながら家路についた。

 ところで、ブックオフで査定を待っている間に店内をふらふらしていると、Oasisの「Stand By Me」のシングルを見つけた。CDを手に取った後いつもの癖でCDを裏返し、裏ジャケを見たときに自分はぎょっとした。そこに使われていたのは明らかに統一教会合同結婚式の様子だった。草 (草ではない) 。老夫婦の和やかなジャケットで油断させておいて、裏返したらこの写真とは。ただでさえ不気味な写真なのに前振りのせいでもっと不気味に感じる。オアシス側の意図はわからないが、自分の脳裏にはギャラガー兄弟のほくそ笑む顔が思い浮かんだ。

 

9/18

 親族の誕生日ということで、回転寿司に行くことになった。その日の朝になんとなく音楽を聴いているとリーガルリリーの「ノーワー」がかかってきて、たかはしほのかがこう歌っていた。

 「君は全てを体に入れてトイレで吐いた。」

 いい曲なんだけど、回転寿司の前に聴く曲じゃなかったかもしれない。ちなみにこの後寿司はおいしく食べたし、吐くこともなかった。


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9/20

 今まで生きてきた中で初めてサイゼリヤに行った。過去に行ったことはあるかもしれないけど、自分の記憶の範囲では1回も行ったことはなかったと思う。メニュー表を見てリゾットやハンバーグ、たらこパスタなどと悩んだが、結局定番のマルゲリータピザとたびたびネットで話題になる辛味チキンを注文した。

 しばらくして料理が来た。マルゲリータの皿にはピザを切る丸いやつが乗っており、自分で切るシステム。早速食べてみると、シンプルイズベストな感じの定番ピザの味がして、「ピザってこんな味だったな」ということを思い出した。自分は幼少期に食べたコストコのピザ以来、もっぱらスーパーにある薄い生地のピザしか食べてなかったので感動した。次に辛味チキンを食べると、思ったより辛くない良い意味で普通のチキンだった。普遍的で誰が食べてもおいしいという感じのチキンで、これは皆から愛されますわと思った。あと、チキンに骨がついているのを知らずにかぶりついて「硬っ」となってしまった。ピザを切らずに出したり辛味チキンの骨をそのままにしたりすることで、厨房の手間を省き値段を抑えることができてるのかなと思った。

 総括すると、自分が思っていた以上に満足感があった。コスパがいい。初めてなので定番のものを食べたということもあるけれど、小細工を使わずにシンプルでおいしいものを出しているという感じがした。そして思った以上にお腹いっぱいになる。機会があればまた行きたい。

 

9/21

 もやしもん痛車を見た。いや、ただもやしもんの細菌のキャラクターがデザインされているだけで、痛車というには萌え要素が足りないだろう。「もやしもんデザインカー」とでも呼ぶべきか。車にわざわざキャラクターをデザインするのは オタクくらいかと思ったら、こういうパターンもあるのか。

 

9/30

 聞くところによると、進行方向別通行区分が本当に解散したらしい。解散と再結成を何度も繰り返すバンドなのでまたかと思ったのだが、今回は本気らしい。自腹で東京に行くなんてことは夢のまた夢だった自分にとって、ライブに行って音源を買うことができないままだったのは一応想定内。しかし本気の解散となると、万が一自分が東京に行ってライブ会場で音源を買うという0.01%の可能性すらなくなってしまう。もうYouTubeSoundcloudで一部の曲を漁るしかない。

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