げねのチラ裏

げねのブログです。だいたい音楽について語っていますが、たまに他の事にも触れます。気が向いた時に更新していこうと思います。

げねの日記 2023年 11-12月+α編

11/2


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 今日はブックオフのクーポンやらレンタル落ちやらを駆使して、Blurの「The Best Of」と崎山蒼志の「いつかみた国」を買った。Blurのベストはオリジナルアルバムに入っていない「Music Is My Radar」を目的で買ったが、レジェンドバンドなだけあって名曲ぞろい。「いつかみた国」は「国」と「ソフト」があまりにも名曲なので欲しかった。しかし改めて聴いてみるとその他の曲も名曲ばっかりだった。

 「いつかみた国」は通常仕様でCD+DVDの2枚組だが、レンタルのCDには基本DVDは付いていない。なので、本来DVDが入っていたところに空間が空いてしまっている。何かこの空間を埋めるのに最適なものはどこかにないだろうか。「夏至 / 五月雨 / 神経」のシングルとか。

 

11/3


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 Aviciiの「Waiting For Love」を聴いている。Aviciiって何となくパリピ御用達のようなイメージがあったけど、聴いてみるととにかくメロディーが良い。 

 Aviciiの名前をよく見かけるようになった頃、確か日本でもEDM (ヴァース→ビルドアップ→ドロップのような構成) を参考にしたような曲がJ-POPなどにも散見された。そのムーブメントを「チャラチャラしやがって…」と斜に構えて見ていた当時の自分だが、今になってその考えを改めている。Aviciiの曲はただEDMの定型に当てはめたというだけじゃなく、圧倒的なメロディの良さでぶん殴ってくる。これがEDMのレジェンドの力か…と思っている。

 

11/4


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 ブックオフヒトリエの「ワンミーツハー」(期間限定生産盤A) が3000円で売っているのを見つけた。ワンミーツハーは限定版Bを持ってる (Acoustic Verが聴きたかった) のだけど、自分は複数の仕様があるCDは買い揃えない人間なので限定版Aは持っていない。1000円で売ってたwowakaさんのソロアルバム「world 0123456789」を金欠を理由にスルーしてしまった愚かすぎる過去を思い出す。まああの時は月500円とかで頑張っていたので許してほしい。誰に許しを乞うているんだ俺は。

 

11/6


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▲この日記を書いた数日後、アルバムに収録される「永遠少女」のMVが公開された。

 ZAZEN BOYSが12年ぶりのアルバム「らんど」のリリースを発表した。収録曲を見ると1曲目が「DANBIRA」という曲で、ヒトリエの「curved edge」という曲の存在を思い出した。この曲は仮タイトルが「段平 (DANVIRA) 」で、シノダさんがこのタイトルを提案したとき他のメンバーに全力で止められたという逸話がある。鋭角サウンドを追求するバンドは最終的に刀に収束するのかもしれない。

 

11/8

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 Mr.Childrenの新譜「miss you」が話題になっていたので聴いた。

 新譜の中でも話題になっていた「アート=神の見えざる手」は、エレピと打ち込みのトラックの上に桜井さんのラップが乗る曲。トラックと過激なリリックは、ヒップホップへのリスペクトを感じさせる。トラックは桜井さん一人で作ったのだろうか、それとも4人で作ったのだろうか。噂によるとブックレットではこの曲の歌詞のページのみ真っ赤になっているらしく、アルバムの中の異物として確信犯でこの曲を入れたんだろうと思われる。

 この曲を聴いた時、自分が最近ネットで感じていた違和感みたいなものをドンズバで言語化されたようで、思わず膝を打った。めちゃくちゃモヤモヤする曲なんだけど、一方で痛快に感じる面もある。ただの過激な表現だけではなく、モヤモヤを捉えそれをピンポイントに言葉で表現できる技量に、ミスチルのこれまでの積み重ねを感じる。歌詞が描いているのは現在ネット社会で幅を利かせている様々な人間のことともとれるし、BOLERO期の桜井さん自身ともとれる。「HANABI」や「しるし」などのイメージが強いミスチルだが、その裏でミスチルはずっと尖り続けている。

 

11/9


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 Twitterで知ったAdebisi Shankというバンドを聴いている。おすすめ紹介文にBattlesの名前が出ていたので聴いてみたらかなり好きだった。Battlesよりもロック感が強く、緻密さと荒々しさが両立している感じ。どんな機材を使っているのだろうかとライブ映像を見てみたら、LINE6のDL4を使っていた。俺の好きになるバンドことごとくDL4のルーパー使ってるな。

 

11/10

 サンリオのキャラクターがメンヘラ御用達のキャラとして使われているという内容のことを最近聞く。「サンリオのグッズを持っている人がみんな『そういう風』に見えてしまう」という話をしていた。個人的にはここで思い浮かぶのがTraumacoreで、おそらく「病みかわいい」文化に大きな影響を与えているであろう文化のジャンルだ。本来子供向けに作られたキャラクターが国外で「病み」の文化として広まり、それが巡り巡って日本に逆輸入されたのは (少し思うところはあるけれど) 個人的には興味深い。

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11/12

 今年もMIKU EXPOがやっていた。YouTubeとTwitchでやっているので、「ちょっくら見てみるか」という感じでふらっと覗いていけるのがいい。覗いてみるとでんの子Pさんがシンゲリとかその辺の類であろうアフリカンダンスミュージックを延々と流していた。

 数年前にピノキオピーさんがMIKU EXPOのDJで電気グルーヴThe ProdigyTHE MAD CAPSULE MARKETSという流れをやったという前例はあるが、でんの子PさんのDJはボカロに無関係の曲が8割ほどだったので、これでOKが出たのかと思った。画面の横では「Where is Miku?」「I have no idea who this Dennoko is but can they at least play some Miku songs or just Vocaloid in general」「視聴者数めっちゃ減ってるじゃん」というコメントが流れていた。それでも媚びずに自分を貫くことの大切さを感じた。


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11/13

 ある大学の軽音楽部にいる進行方向別通行区分コピーバンドの動画を見ていた。進行方向別通行区分の音源は市場に流通していないし配信もないので、コピバンの演奏も貴重なものになる。聴けない曲を聴くためにコピバンの動画にすがるなんて初めての経験かもしれない。

 この動画では、おそらく「すごいよ野村さん」収録の「男鹿」と「NEW相対性理論II」収録の「ぐるぐるピーマン」がどんな曲なのかを知ることができた。そしてコピバンではあるが自分なりの独自性を出してきていたのも印象的だった。「てつはう」では「違う!僕はキラじゃない!」と田中さんなら絶対に言わないであろうセリフを言い始めたり、MCでは軽音部に寄り添う等身大の姿が見えたりと、無理に田中さんを真似せずに自分なりの方向へ走っていく潔さが良かった。

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11/14

 しもやけがつらい。右手の小指側半分が左側の1.2倍くらいにパンパンにむくんでもはや痛いまである。このままだと皮がメリメリ言ってくるんじゃないだろうかと、ありもしない事を考えてしまうほどにひどい。

 

11/19

 インフルエンザでダウンしていたが、何日かの療養を経て復活した。復活するまで数々の試練があった。39度の高熱に伴う寒気と関節どころじゃない全身の痛み、暖房のない病院の玄関ロビーでの2時間待ち、待合室で堂々と鼻くそをほじり床に捨て続けるゼロモラルおっさん、診察終わりに薬が出るまでも1時間、といった苦難を乗り越え帰宅。その後襲い来る寒気と痛みを薬によって抑え込み、ベッドの中で数日苦しみに耐えようやくインフルに打ち勝った。

 

11/26

 インフルエンザから復活して一週間が経った。ここ一週間は休んでいた分を取り戻すようにいろいろと動き回っていた。あと、金曜ロードショーでやっていた「ノートルダムの鐘」を見ようと思ったけど録画し忘れていたりした。音楽に関しては進行方向別通行区分と古都の夕べばっかり聴いてる気がする。

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11/27


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 ある大学の軽音サークルでAphex Twinのコピーをしている人の動画を見つけた。軽音でテクノというのも珍しいし、テクノをコピーするというのも珍しい。周りの奴らがけっこう笑っているが、周りの反応をものともせずにドヤ顔でDigeridooのイントロを流し始める姿が最高。

 

11/28

 最近インターネットで欲しいものばっかり調べている。物欲にかまけて楽器の演奏や作曲をおろそかにしてはいけない。そうは思っているものの、何もしたくない欲に負けて時間が吸い取られていく。「自分で音楽を作るより才能ある人の曲を聴く方が楽しいじゃん」という自問自答にずっと悩まされている。

 

11/30

 近くにある小さいショッピングモールの中に、個人経営の小さな楽器店がある。しかしその店はけっこう入りにくい雰囲気を漂わせている。というのも、フェンダー系がほとんど無いのである。それとは対照的に初心者用の安めのギター・ベースはほとんどがEpiphoneで、Thunderbird BassやWilshireといった珍しいモデルも並んでいる。店の奥にはヴィンテージのTeiscoなどといったマニア向けのコーナーがあるのも敷居の高さに拍車をかけている。前はヴィンテージのプレベが50万くらいで売られていたが、それもなくなりフェンダー系のギター・ベースは1本もなくなってしまった。選択肢を多く用意して多くの人に買ってもらうということを度外視した、趣味全開のラインナップである。こういう店は気になるけど入りにくい。

 

12/3

 外付けHDDの購入を考えている。パソコンの中にある曲のWAVなどのデータとその他諸々のファイルが、ストレージを圧迫してきているのだ。とはいえ曲のデータを消したくはない。なので音楽ファイルなどの諸々を一気に別の場所に移動させたい。

 

12/13

 流行っていた「ひき肉です」の語源がYouTuberの挨拶であることを初めて知った。基本、知らない人に自分のことをわかってもらうにはまず名乗るのが一般的だろう。YouTuberとなればなおさら「自分はこういう者です」ということを簡潔に伝えることは重要になってくる。しかし「ひき肉です」という単語だけが一人歩きし始めるという状態だったので、それが自己紹介であるということに気が付かないのも無理はなかった。何より一番驚いているのは本人だろうと思う。

 

12/14


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 ふとB-DASH初音ミクの謎のコラボを思い出す。ボカロリスナーとB-DASHのリスナーはそもそも層が被ってないんじゃないかと思う。とはいえ、ボカロ初期にはニューウェーブテクノ系の界隈との関わり (YMOムーンライダーズのカバーアルバムや「初音ミク sings ニューウェーブ」といったコンピ) があったり、渋谷慶一郎さんが大々的に初音ミクフューチャリングした公演を行ったりしていた。ボカロはもっと色々なジャンルとクロスオーバーできるポテンシャルを持っているのだろう。

 

12/29

 12月はほとんど日記を書かなかった。なぜかというとずっと同じことをやっていたから。ネットサーフィンをし、ギターを爪弾き、再びネットサーフィンをし、また今日も曲作りが進まなかったと嘆く日々を送っている。

 そして、進行方向別通行区分と古都の夕べのCDをネットで見つける作業にも相当時間を使っていた。このごろは進行方向別通行区分もしくは古都の夕べのCDがどこかに出てないか監視する生活を送っている。

 

 

12/30

 来年やるヒトリエのライブに参加するかどうか悩んでいる。ヒトリエというバンドが大好きであるということに加えて友人からの連番の誘いもあり、かなり行く方向に傾いている。私事だが自分は来年の2〜3月あたりに無職を脱する予定なので、ライブのころには金銭的にも十分余裕ができると思う。おそらく行って絶対に損はしないだろうし、10周年だから行っておこうかな~

 

12/31

 朝起きると、ジョニー大蔵大臣さんが進行方向別通行区分の田中さんと飲んでいる様子をTwitterに上げていた。田中さんの転勤によって解散した進行方向別通行区分と古都の夕べだが、転勤先が関東圏っぽい (富士山が見えるとのこと) のでまた活動できる可能性があるということに少し希望が持てた。復活したら東京まで飛んでいくか~?

(ちなみにそのツイートはすぐ削除された)

 

1/3

 新年早々とんでもないことになってしまった。こういう時に普通の人ができることは限られているので、やるべきことをやるしかない。少額だけど被災地に支援金を送り、後は自分がしなきゃいけない・したいことを引き続きやっていく。