げねのチラ裏

げねのブログです。だいたい音楽について語っていますが、たまに他の事にも触れます。気が向いた時に更新していこうと思います。

げねの日記 2023年 2-3月編

2/24

 LINEのアカウントの整理をしている途中に、なんとなく中学の同級生のグループLINEに参加している人々のアカウントを見ていた。 数年前に中学校の頃のクラスメイトが (当時ほとんど関わりがなかったにも関わらず) 家を訪ねてきて、「同窓会をやる予定だから」といってLINEのグループに入る流れになったのだ。結局その同窓会には行かなかったけど。

 それらを見ながらたまたまイヤホンから流れてたBloc Partyの「Signs」を聴いていたら、なんとなく懐かしいような切ないような気持ちになった。自分一人だけどこか別の世界に取り残されたような、そんな気がする。とはいえ中学時代に友達がいた訳ではなくずっと一人だったので、この郷愁がどこから来ているのかがわからない。郷愁が脳内で勝手に捏造されている。


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2/27

 ネット上でたまに見られる「少数派は声がデカい」というネタがある。少し前にバーバパパという正体不明のYouTuberが作った「やや左側にかたよった教育番組」という動画にて出てくるワードだ。これは共産主義を真っ向から茶化した作品だ。この共産主義いじりは冷戦時代から何度も繰り返され、ある意味食傷気味なテーマだ。そもそも世界観が全く分からないことがほとんどであるバーバパパの動画の中では珍しい一作だ。


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 しかし、自分とは反対の意見を言っている人を指して「少数派は声がデカい」と揶揄する人たちが目につくようになった。バーバパパの動画における「少数派は声がデカい」は、反対意見が「少数派」であると勝手に決めつけられて弾圧されることに対する皮肉、または少数派であることを理由に迫害されるといった数の暴力への批判と読み取ることができる。この動画の文脈からはほぼ確実に共産主義を茶化していることがわかるのだけど、そうするとこの動画における共産主義側の主張である「少数派は声がデカい」は肯定の意味で使用されてはいないだろう。やっぱり作者の意図を汲まないで、文脈が理解されないままネタが使われていると気になる。

 

3/3

 数日前に、衝動的にすね毛を剃った。自分は毛が濃い方で、よく床に抜け毛が散らばるのが悩みだった。不潔だし掃除も大変なので、いっそ剃ってしまった方がいいだろうとふと考えた。また、すね毛の長さによってどのくらいのチクチク感があるのかを実際に感じ、今後のすね毛処理に生かそうという目的もあった。

 しかし自分の考えは甘かった。すね毛を剃って1日ほどたつとチクチクが始まったが、それはだんだん耐え難い痛みになっていった。日中動いているうちにズボンと肌が擦れることによって、チクチクは肌を攻撃していった。すねには毛穴を中心とした湿疹が広がり、夜には毛が原因とは思えないほどの焼けるような痛みが襲ってくる。やっぱり除毛クリームなどを使うしかないのだろうか。毛の恐ろしさを思い知っている今日この頃です。

 

3/8

 久しぶりに家の近くの中古ショップに行った。楽器コーナーに行くと、あるお客がEpiphoneの松本孝弘さんモデルを手に取り吟味しているところだった。その人は店員の「試奏できますよ」という問いかけに対して、「大丈夫です、これ買います」と即答した。おそらくこの人はギターのチェックポイントをあらかじめ決めて、それを一瞬でチェックし買うかどうかを即断即決したんだ。たぶんこの人はただものではない。長年ギターと対峙してきた歴戦の猛者だ。

 

3/11

 ジャズマスターの弦が切れたので、今日はギターの弦交換のついでにフレット磨きをした。指板周りのメンテナンスは弦交換の時くらいにしかできないので、この機会にと一気にやった。フレットは、ホームセンターでピカールケアーを買ってきて磨いた。これでチョーキングとかがやりやすくなればいいな。

 あと、ジャズマスターについていたバズストップバーを外した。自分が持っているBacchusのBJM-STANDARDにはバズストップバーがデフォルトで搭載されていて、本家ジャズマスターに音を近づけるとどうなるかが知りたかった。心なしかミドルが太くなった気がする。さらに、アームでのピッチベンドの範囲が格段に広がるという思いがけない恩恵があった。これだけでもバズストップバーを外した甲斐がある。

 

3/13

 実は数日前からジャズマスターが不調で、センターのハーフトーンが出ない。たまにフロントやリアからの音も出ないときがある。ピックアップを切り替えているとフロントやリアも出たり出なかったりすることがあるので、トグルスイッチに問題があるらしい。

 このジャズマスターは無料補償の期間内だがオンラインショッピングで買ったので、現物を発送元の店舗まで送るための送料がかかる。そうすると家の近くの楽器店でリペアしてもらった方が費用が安くなってしまう。ギターをネットで買うときの弊害を実感した。でも家の近くには良いジャズマスターがなかったのでしょうがない。そしてトグルスイッチの交換くらいなら自分でもできるかなーとも考えている。

 

3/22

 本のレビューを書いた。恐らくこの日記をまとめたやつの前の記事にあるだろうと思う。あまりにも引きずる内容だったので、レビューを書いて言語化することで心の中を落ちつけた。実はこれ以前にもいくつかの作品のレビューに挑戦したのだが、現在小説のレビューが3つ、映画のレビューが4つ書きかけのまま放置されている。しかし今更完成させるモチベーションもない。

 

3/23


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 数年前から定期的に見たくなる動画。シンセサイザーを弾くアロハシャツの人のインパクトが凄い。ニコニコ動画だったら赤文字コメントで「鈴木もぐら」と書かれているだろうと思う。

 しかし、80年代のシンセポップや歌謡曲に通底するメランコリックさというか切なさの正体は一体なんだろう。良い意味でのダサさとメロディの良さが隣り合わせで繋がっているような感じがとても好きだ。「На заре」は、サウンドにはMolchat DomaやBlack Marbleにも通じる冷たさがあると思うけど、やっぱりメロディには80年代感がある。自分はサウンドにその年代の特色を持ちつつも、かつ時代に左右されない良さがあるものが好きだ。

 今は情勢的にロシアの話をすることが気まずい時代になってしまった。ロシアはいずれ然るべき方法で断罪されるだろうし、そうあるべきだ。けれどその土地で生まれた文化に関しては、評価すべき対象として後世に残る未来を期待したい。

 

3/24

 そこそこ近くのブックオフで、楽器コーナーがなくなった代わりにカードゲームのデュエルスペースができた。最近カードゲームが熱いらしい。自分は小学生の時にポケカデュエルマスターズをやったきりカードゲームには触れていなくて、ずっと負けていた記憶だけがある。このデジタル化の時代に、現物としてのカードが流行っているのを見ると、カードにおける実際の「モノ」としての価値は衰えていないんだなと感じる。

 

3/28

 Richard Avedonという写真家が撮影した、Killer Joe Piroという人のポートレートをプリントしたTシャツがめちゃくちゃ気になっている。

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 もし自分が将来どこかのステージに立つとして (妄想) 、このTシャツを着てステージ上に出ていったら観客に恐怖と笑いを与えられると思う。ただし、このTシャツは気軽に買えて着れるような代物ではなく、ギターが買えるほどの値段で取引されているレアものである。自分はファッション界隈に詳しくないので、何万もするTシャツを着るなんて想像もできない。凄い世界を覗いてしまった。まあ楽器界隈にいる自分がこんなこと言っても特大ブーメランだけど。

 

3/29

 今日、近くの中古ショップでAriaProIIのベース弦が200円で売っていたので買った。最近は弦の類がとんでもなく高騰しているので、セール品があるとすぐ買いたくなってしまう。今日買ったAriaProIIの弦は定価でも900円くらいするので、この価格で見つけられたのはとてもラッキー。

 

3/31

 もう3月が終わる。明日はエイプリルフール。今年もまた多くの人がまだ見ぬおもしろを求めて様々な知恵を巡らせるだろう。