2/2
Tempalayがニューアルバム「((ika))」をリリースすることを発表した。早期予約特典で未発表曲もついてくるらしいので早速予約した。2021年に「あびばのんのん」のメロディアスさに感動し「次のアルバムが出たら買おう」と思って早2年半。俺の財布が火を噴くぜ。そして経済状況が火の車だぜ。
2/5
自分の前を歩いていた人が、ビートルズの「Please Please Me」のジャケットを模したクッションキーホルダーをバッグにつけていた。それを見た自分は「Please Please Me」を略すと「ぷりぷりみ」かな、ぷりぷりみ、と全くもって意味不明なことを考えていた。ふと我に返ると、自分があまりにひどい思考回路をしていることに気がついた。疲れているのかもしれない。
2/8
X a.k.a. Twitterがインプレゾンビまみれになり、Twitter以外のSNSには行けないと思っていた自分も「これは潮時かな」と思い始めてきた。そしてちょうどBlueskyの招待制がなくなったというのもあり、Blueskyのアカウント開設を検討している。ただSMS認証が必要で、電話番号を無暗に登録したくないという気持ちもある。
2/10
Blueskyの登録に電話番号がいらなくなっていたので、アカウントを作ってみた。必要最低限の情報しか流れてこないので、今までTwitterが出してくるトレンドやおすすめに振り回されていたんだということを実感する。受け身ではなく自分から能動的に情報を取りに行くことを忘れていたのかもしれない。Twitterでは自分から発信する前に情報の洪水で思考が止まることも多かったので、Blueskyでは割と好き勝手呟こうかなと思う。
2/11
「ちゅ、多様性。」を耳にするたび、作者である真部脩一さんの顔が浮かぶようになった。そして「くそネジ…くそネジ…」と思いながら進行の再生ボタンを押すことになる。進行は田中さんの曲を軸に4人がお互いの方を向いてバチバチやっている感が良いなと思う。逆に古都 (高野さんたちが入った後期以降) はメンバー全員が同じ方向を向いて突っ走っていくイメージがある。
2/14
パレスチナで起きている様々なことに心を痛めている。というよりも、今 取り巻く理不尽さに憤っているという方が正しいかもしれない。
今回のイスラエルによるパレスチナへの攻撃を擁護する人々も一定数いる。そうした人々が言う「パレスチナのハマスが先にイスラエルの市民を殺していたから自業自得だ」という論理は、「パレスチナの人々は皆ハマスである」という前提がなければ成立しない。
ウクライナ侵攻の際に、好きなミュージシャンが侵攻はTVの捏造であるという立場をとり、逃げる妊婦を「クライシスアクター」だと言っていた事を思い出す。役者だって誰かとセックスすれば妊娠するし、戦争の渦中にあれば被災者になるということを理解していないのではないかと思った。こうした考え方は、テレビなどのメディアは人を騙すために何でもできる (例えば、戦争をCGなどを使って事細かに再現する、大規模なエキストラを雇って逃げる人々を演出する、そしてそれができるほどの技術・金・権力がテレビ局にはある) という、ある意味ではファンタジーの世界観に片足を突っ込んでいるものだと思う。
あらゆる人が脳内で勝手に「前提」を自分の中で作り上げて、それをもとにして話をしている。おそらく自分の中にもそうしたものはあるだろう。こうした前提をどこまで崩して話し合えるのか、できるだけフラットな目線で会話することができるかということが、これから重要になってくるのではないか。
2/16
指にまたあかぎれができた。前から指に切れそうな部分はあったが、最近は暖かかったので切れる寸前で持ちこたえていた。しかし今朝一気に気温が下がった影響か、危なかった部分が一気に裂けた。キズパワーパッド的な絆創膏がどんどんなくなっていく。
2/17
「ボーはおそれている」が気になっている。「チンポがデカすぎる」「ホラー版ボボボーボ・ボーボボ」「チンコがデカすぎる」などの感想がネット上に多く上がっており、意味不明な映画かと思いきや「ユダヤ人のロード・オブ・ザ・リング」、「強迫性障害・不安障害」、「母と子・家族にの不和」などのキーワードも出てきていて、緻密に要素を組み上げていそうなのも惹かれる。だけど監督があの悪名高い「ヘレディタリー」「ミッドサマー」のアリ・アスターなので二の足を踏んでいる。そして3時間もある。確実に分かるのは、映画館では見ない方が良いということ。
2/18
チーズフォンデュを食べた。とても美味しかった。鍋にこびりついたチーズまで全部きれいに食べた。しかし少しすると目眩がしてきて、強烈な眠気とだるさが襲ってきた。いつもの食後の眠気とは違うなぁと考えていると、これはチーズを溶かすときに混ぜた白ワインのせいかもしれないと気付いた。「酔う」という感覚がこういうものだとしたら、酒って世間で言われているほど良いものでもないのかもしれないと思った。
2/20
街を歩けば、歩きスマホをする人間を見ない日はない。「自分は人にぶつかったことはないし、スマホを見ながらでもちゃんと歩けている」と思っている人間は一回考え直した方が良い。歩きスマホをしている人間は、自分の進路に人間がいようがお構いなしに突進してくる。歩きスマホの人間は歩く進路が不安定である。特にいきなり横から出てきたり人混みの中だったりすると、気が付いてから避けるために必要な時間がほとんどない。その上相手は何も見ておらず (スマホの画面は見ているが) 歩く速度を一切緩めないため、普通の人より数倍危険度が増す。そうなると、歩きスマホの人間の周りにいる人はその人から距離をとるよりほかない。歩きスマホをする人間は「自分がちゃんと歩けている」のではなく「歩きスマホの人間は急に突進してきて危険なので、他人が避けてくれている」ということを自覚してほしい。
2/23
AIが悪魔の道具のようになっている。AIが出てきた当初それらが作りだした生成物は不完全なものだったが、それと同時に不完全だからこその魅力も持っていた。あさっての方向へ行く世界観や突拍子もないアイデアは絶対人間には出せないもので、手づかみでラーメンを食べるイラストなどはSNS上でちょっとしたネタになったりもした。
少し時間が経ち、AIは他人のイラストを模倣するための道具になってしまった。作品にかける労力もこだわりも無く金稼ぎの道具としか見ていない輩が、AIイラストを使って金を稼ごうとし始めた。さらにAIの生成物は他人の絵を学習して生成されるものであるため、権利の侵害をめぐる問題はエスカレートの一途を辿っている。
一部の人間がAIの独自性を潰すような真似をしたことで、AIはただ人間の模倣をするだけに至ってしまった。金だけが価値基準の人々が定石から外れる面白さを理解しなかったがために、AIの可能性が潰されてしまったのではないかと残念に思う。
2/26
ボカコレが始まり、そして終わった。この前ボカコレのCMをテレビで見て、どこからそんな金が出ているんだろうと思った。ボカロPがそれぞれ曲を投稿するだけの祭りなのに稼げるのだろうか。皆がニコ動を見るから広告の視聴回数が増えて金が回るのだろうか。謎である。
ボカコレの様子を見るときはいつも、流行りの要素を詰め合わせた曲をSNSで宣伝して回り一発当てようとする空気感に対する居心地の悪さ、そして良い音楽と巡り会えるかもしれないという高揚感が同居してなんとも言えない気持ちになる。ただおもしろい催しであることは確かなので、ついついチェックはしてしまう。しかし曲が多すぎて自分の好きなものを探すのが大変すぎる。全曲チェックをやってる人とか自分は絶対に真似できない。
2/29
もう2月も終わる。個人的なことだが、3月からは自分を取り巻く環境が大きく変わる。不安でいっぱいではあるが、何事もなく過ごせることを祈ってやっていくしかない。そんな時、たまたまブックオフでeastern youthの「感受性応答セヨ」を見つけて買ってきた。不安に立ち向かっていくときにはうってつけのアルバムだろう。明日はこれを聴きながら家を出よう。
3/1
今日はeastern youthの「夜明けの歌」を聴きながら家を出て、ゆらゆら帝国の「宇宙人の引っ越し」を聴きながら家に帰ってきた。外にいる間は竹内電気の「sexy sexy」が頭の中でずっと流れていた。音楽に助けられっぱなしの人生である。
3/8
便所飯をする人の気持ちが少しわかったかもしれない。外に出るとあらゆる場所が公共で、自分ひとりになれる場所がない。ずっと公共の場にいて一挙一足が開示されているという感覚は、心理的な負担がかなり大きい。
3/11
中古で見つけたHerculesの3本立てギターラックが届いた。最近地震が多いので安定したスタンドが欲しいなと思い色々見ていたら、送料を入れても新品のほぼ半額でこれが売っていたので買ってしまった。ギターを立ててみると下の支えが思った以上にしっかりしていてネックへの負担も少なそうだし、一本ずつスタンドに置くのに比べて省スペースにもなる。というわけで今はHerculesの1本掛けスタンドにジャズマスター、買ったラックにレスポールスペシャルとYAMAHAのSBVという感じになっている。ここにいずれアコギが入ることになるだろう。
3/14
仕事上の人間関係ってめんどくさいなと思いながら三上寛を聴いている。たまに三上寛しか聴きたくないという日がやってくる。三上さんとしては思いの丈を言葉にしただけなんだろうとは思うが、三上さんの言葉はなぜだかすごい力を持っている。
アルバム「ひらく夢などあるじゃなし」などでみられる三上さんの世界観は、基本的に悲観的で無慈悲で暴力的である。しかしそれは冷酷な現実を前にした悲しみが前提にあり、徹底して弱者の目線に立っている。露悪的な世界観をひけらかすようなことはしない。三上さんは「お前も娘の親ならば お前の下で泣いている まだ花咲かない娘子の 着物を着せて返してやれよ」と歌い、「八百屋の裏で泣いていた 子供背負った泥棒よ キャベツひとつ盗むのに涙はいらないぜ」と歌う。三上さんの表現の根底には絶望とともに優しさが漂っている気がする。
3/15
ミニアンプが欲しい。今の自分はPCのアンプシミュレーターに繋いでギターを弾いているんだけども、いちいちDAWを立ち上げなきゃいけないのとPCを開くとネットサーフィンをしてしまうという問題がある。探してみたところYAMAHAのTHR10とかいいなと思っている。比較的安いしベースとエレアコ用のモードもある。
3/18
リーガルリリーからドラムのゆきやまさんが脱退した。せめてこのメンバーでもう1枚アルバムを完成させて欲しかったけど、自分に正直な選択をした結果だろうからこれが一番良かったんだろうと思う。
音楽が生命線である僕らにとっては忘れがちなことだが、音楽やバンドだけが人生ではないので、やっぱりやりたいことは生きているうちにできるだけやったほうがいい。本人たちのコメントからも前向きな雰囲気があり、円満脱退っぽかったのでよかった。とはいえニューアルバムはずっと待ってる。「60W」の円盤化希望。
3/21
曲作りが思うように進まないので、アルバムのコンセプトから固めている。現時点でアルバムに入る予定の曲は「中二病の塊」「染色する街」「無人のプラットフォームにて」に加え全体像が見えてきている制作中の4曲、サビのメロディやリフの一部ができておりこれから膨らませていきたい曲2曲、インスト3曲の計12曲。頭の中を整理すると少しビジョンが見えてきた気がする。
3/31
この頃日記を全く書いていない。なぜかというと曲のアイデア出しに集中しているから。とはいえ進捗は芳しくなく、他のものに気を取られすぎている。今日はAesthetic Wikiを見たり、擬態型のホラードラマ「初恋ハラスメント」を見たり、欲しいなと思っている楽器の在庫状況をチェックしたりしている。ついさっき、欲しかったTokaiのピンクのストラトキャスターが売れてしまった。まあ10万もしたしどっちにしろ余裕ができるまで買えないんだけど。
(悲) pic.twitter.com/mdRUndxskg
— げね (@ghene_339) 2024年3月31日