5/10
従来のアートが自分らしさを表現するものだとしたら、AIアートは「没個性」を表現するものなのではないか。AIアートを作る人々は個性など求めず、特定のイラストレーターの真似をしたものをAIに出力させる。「人気絵師みたいな画を上げて人気者になる」というのが彼らのゴールで、目的が自己表現でないからだ。
アートの動機は大きく分けて「自分らしさの追求」と「承認欲求」の2種類があると思う。そこから「承認欲求」だけが残ると、自分らしさを探すことはただの無駄な回り道である。手軽に名声を得たい人にとって自分探しなど回りくどいものでしかない。 バズっているイラストやジブリの絵をAIに読み込ませ、同じ絵柄で、同じような作風の絵を生成する。「アーティストと呼ばれチヤホヤされる」という結果だけを追い求める世界では面白い創作は生まれなくなる。
5/11
別に音楽で金を稼げなくたっていいんだ僕は(家を建て替えるみたいな妄想はするけれど)。100万のビンテージギターが欲しいとかそういうわけでもないし、贅沢に憧れている訳でもない。ただ曲を作って、あわよくば人が褒めてくれればそれで満足な気がする。
5/12
スマホがなかった時代、人は会社の昼休みに何をしていたんだろうとふと思う。非常に恐ろしい。周りをシャットアウトするのにスマホは非常に有用なものなんだけれど、昔は何をそれの代わりにしていたのか。本でも読んだらいいのだろうか。
5/15
仕事帰りに父親と一緒に歩いている幼児がいた。幼児が「ママー」と声を上げると、前からは母親らしき人が向かってきていた。母親を迎えに来たらしい。すると幼児は突然「ママ大好きー」と「おかえり」と同じテンションで言った。これに自分はけっこう虚を突かれた。「おかえり」よりも先に「大好き」が来るか。幼児の純粋さはすごいな。すくすく育てよ。
5/18
人はコンテンツに結局「人間味」を求めているんだと思う。日常生活を送る上で結構いますよね、人でなし。こんな世界だとやはりみんな人とのふれあいに飢えているのではないかと思う。どんな作品をどう表現するのかとかではなく、どんな生き方をしてきたのか、していくのかという部分に価値を置き、一緒に歩んでいるような錯覚を覚えられるかどうかに注目している人が多い気がする。
アイドルはテレビに出ることで、そうした「人間味」をバラエティ番組の枠で提供する。そうして好感度を上げてCDの売り上げを上げるというのはよく使われる手法である(それを極限まで露骨に売り出したのが秋元康の握手券・投票券商法だろう)。もはや人間が作り出した作品を望む人は少ない。なぜなら人間そのものの方がもはや感情を揺さぶる「コンテンツ」であるからだ。オーディション番組みたいなのが乱立しているのもそういう理由からかもしれない(育成だけしてあとは放置という問題もあるけれど)。
この前読んだドレスコーズのインタビューで「アートは問いかけである」という言及があったが、そのような「作品と対峙する」姿勢が中心の作品とは 真逆の位置にある。言うなれば「横並びで歩く」に近いだろうか。その人の人柄やがんばりそのものをエンタメ化する娯楽では、音楽もダンスもその人物を補強・演出する装置になってしまう。
そうしたエンタメが力を持つ現代で「『他の人とまったく違う人間』は、はたして大衆から支持されることがあるんだろうか?」という指摘は的を得ていて、カリスマ性だけでは人々の心を引きつけることはもはやできない。超人性を持っていたとしても、自分たちと同じ人間というか、同じ感情を持っていると言うか、そういったみんなが持つ普遍性に今の人々は惹かれているのではないか(これは「平凡さ」とも言い換えることができる)。
と言うかまず現代の人々が「問いかけ」のアートに割ける心の余裕がないのではと思う。精神をすり減らしていく中で問いかけを受け止めるだけの器量はまず持てない。まず心身共に健康でないと創作物にはたどり着けないというのはかなり大きい。
5/27
この世の全てがシャバく感じる。平和を謳いながら妻に暴力を振るうアーティストも、 完全に市民権を得てしまった自認ミームも、被虐待児を責める野球ファンも全部シャバい。なんかもう自分の中を掘り下げていくしかないのではないかと思う。
6/10
ついにテレビ大陸音頭の待望の1stアルバム「VS Tairiku Ondo」が発売された。7曲で20分弱というパンキッシュな構成。前からライブ動画が出回ってた「君は本当にPUREだね」「超常現象を信んじてみる。」が音源化したのが嬉しい。「君は本当にPUREだね」は、ライブで人力で演奏してたテンポチェンジはこういうイメージでやってたのか!と新鮮な驚きを受けた。「超常現象を信んじてみる。」に関しては単純にキレキレで気持ち良すぎる。CDはライブ会場限定だけれど、サブスクをやってない派としてはCDで欲しい。
それにしてももはやCDは会場限定販売の時代か。People In The Boxも近年のアルバム2作は会場限定だったし (先行物販に潜入しCDだけ買ってきた) 。テレビ大陸音頭のライブ行くか~~~
あと、YouTubeでなぜかこの動画が流れてきた。
6/11
SSFF & ASIA 2026「ホラー&サスペンス部門」にて、特別最恐賞を受賞した縦型ホラー『STILL』はこちらでも見れます。↓実の兄ですw https://t.co/WBMOwxjsRx pic.twitter.com/P3nYZJyNwD
— 平林勇 (@hirabber) 2026年6月9日
ショートショートホラーのコンテストについての記事が流れてきて、受賞作の動画がたまたま流れてきた。平林勇さんという方が作った「STILL」という作品だ。ストーリーとしては、いつもの朝に突如「それ」が現れ、動いている途中の姿勢のままで周りを囲まれてしまう。「それ」に触れてはならないため主人公は無理な姿勢を強いられることになり、最後には…という流れだと思う。ほぼセリフなし・本編44秒というソリッドさの中、画の情報だけで勝負した作品だ。
そして終わったと思った直後、エンドロールの音楽に度肝を抜かれた。めちゃくちゃ良い。訳が分からないうちに本編が終わり、曲が流れたときに恐怖が一気に補完される音のパワー。不穏かつかっこいい。音楽を作ったのは渡辺崇さんという人らしく、どんな音源を出しているのか調べてみるとバーンブレイバーンのサントラが出てきた。どういうことなの…
ちなみにコンテストで「STILL」と同時に受賞した作品も見たが、そっちはかなり直球の恐怖だった。それを見て今若干寝れない。
6/15
働いていると、こんな人間ばっかりの世界で平和なんて実現できるわけがないだろと思う。それどころか戦争を望んでいるんじゃないかとさえ思う。
自分以外は全員バカと思っており、スケープゴートを作り出さずにはいられない、自分の仕事を他人に押し付けることに心血を注ぐような人間たちが戦争に反対するわけがないだろう。こういう人間がすることといえば、ただ政府の強気で好戦的な言葉に同調し、自分自身が強くなったような錯覚を味わうだけである。
「自分は若いときに色々押し付けられたのに、なんで今の若者には色々押し付けちゃいけないんだ」みたいなことを言う奴はどうせ他人の苦しみなど娯楽でしかないだろう。そもそも戦争を娯楽として楽しめているからこそ戦争がなくならないわけで…
イスラエル人達が、
— 毬谷友子 🕊 TOMOKO MARIYA (@mariyatomoko) 2025年5月25日
わざわざパレスチナ人強制収容所の隣で、バーベキューパーティーを開いている。
この動画がアップされたのが2日前。
イスラエルによる人為的飢餓で、
パレスチナの人達の餓死が進行している最中だ。
人でなし以下だと思う。 https://t.co/NoY04blV0h
6/18
アルバムを出すたびに自分の楽曲に対するハードルが上がっていく。中途半端なままでは出せない。とにかく自分の音楽経験値と思考をひたすら掘り下げていく。
6/22
行方不明者リストというバンドが話題になっていた。最近はkurayamisakaを筆頭にthe bercedes menz、moreru、トップシークレットマンといったバンドがサブカル界を席巻しているが、自分はいまいちハマれなかった。しかし行方不明者リストはけっこう自分の琴線に触れた。
みんな歌詞の引用が直接的過ぎることに注目しているが、自分は行方不明者リストからハイスイノナサやCHON、Ichika Nitoを連想した。ポップさを考慮すればハイスイノナサよりもsora tob sakanaの方が近いかもしれない。このバンドの核はギタリストだと思う。自分はシューゲイザー系のオルタナよりマスロック系のオルタナの方が好きなのかもしれない。
6/30
家の近くにあったコンビニが閉店した。家と駅までの間にあってけっこう便利だったんだけど、やはり時代のあおりや後継者不足には勝てないか。これから帰り際に何か買うときは遠回りをしなくちゃならなくなった。しかし、もしかしたら今までが便利すぎたんじゃないかとも思う。
7/13
武器輸出の解禁を筆頭に個人情報保護法の改正(と言うより実質的な無効化)、皇室典範の改正、国民投票法の改正、議員定数削減などあまりにもめちゃくちゃやってる現政権に対して本当にキレている。とはいえ先の選挙で自民党を勝たせてしまったのでこの流れは予想通りではあり、そのツケが一気に回ってきていることを実感している。自分は自民党に投票したことなど一度たりともないのでもう不満しかないのだが、そんな自分にもツケは回ってくる。
イスラエル人が強制収容所の隣でバーベキューをしている動画や、破壊され尽くしたパレスチナを双眼鏡で見る観光ツアーのニュースを見るたびに、人間は他人の不幸によって満たされるのではないかという気持ちが湧いてくる。人間が求める幸せの本質とは、「幸せな暮らしがしたい」ではなく「幸せな暮らしをしながら周りが苦しんでいるのを見たい」なのではないか。だから他国の戦争もどうでもいいし、権力を持った暴力的な指導者になびくし、自ら差別の見本になってみせる。そういう意味で今の政権は市民が求めることを全部やっているとも言える。
これは自分のリアルの話になるが、「最近は老人を雇わないと差別と言われる。俺達は若いときに散々こき使われてきたのに、なんで俺達の世代は若いやつをこき使うことができないんだ」と言ってるような奴が今の政治の状況を理解できるわけがない。働かなきゃ食っていけない老人の話がいつの間にか他人を苦しめたいという話に飛躍する。そうして勝手に市民同士で敵を作って戦ってくれる。なんとまあチョロい国民だこと。
7/17
テレビ大陸音頭のギター鈴木さんが、影響を受けたギタリストにBattlesのIan Williamsを挙げていた。black midi、54-71、DEVO、トリプルファイヤーに続きBattlesからも影響を受けているんだったら自分が好きにならないわけがないんだこれが。アルバムの通販が開始されたので予約もしたし、あとは待つだけ。
7/30
GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーの件で暗澹たる気持ちになっている。今回の件に関しては右翼にボコボコに叩かれて然るべきだし、マヒトは実刑になるべきだと思う。そもそも性犯罪で有罪にならないケースが多すぎる。立件への過程で被害者への負担があまりにも大きすぎることとか、問題はあまりにも山積みだ。
そして、GEZANの核だった反戦や平和についてのメッセージがこの一件で全て見せかけだったということになった。反戦を歌いながら行われるレイプが一番グロい。マヒトも所詮攻撃できる対象を探したかっただけで、今行われている戦争の犠牲者に心を寄せたり、被害者の気持ちに立つことなどまともに考えていなかったということ。左翼であるなら自分の行動にそれなりの責任を持ってくれ。
山田亮一の件や無力無善寺の件もあったし、ライブハウス界隈の有害な男性性についてそろそろ考えなければいけない段階に来ている気がする。娯楽>人権になってしまうともはや差別暴力何でもありになってしまうので。正直音楽以前に人間の権利が守られないと、モラルハザードが起こってしまうと思う。これは「バンドマンに清廉潔白を求めるのか」みたいな話ではなく、人としての最低ラインの話である。
8/4
熊本地震の関連で、避難所での女性への性加害に関しての注意喚起が回ってくる。GEZANの件もあったし暗澹とした気持ちになるな。食料や物資の対価としての性暴力だったり、果てには瓦礫の中に引きずり込んでレイプしたなんて事例もあり、本当に理解に苦しむ。そして、こうした性加害は先の大戦でも例外ではない(それどころかもっとひどい)。
災害が起きれば皆が持たざるものになる。そこで力や物資を持てばそれを振りかざして好き放題できる。周りが崩壊している中で、非常事態をチャンスだと思う人間がいる。まるで悪質ななろう系である。災害は人間には予測できない。しかし暴力は人間が始めるものであり、人間の力で止められるはずである。それは戦争についても地続きだと思う。
8/11
韓国のバラエティ番組だと思われるが、Electric Sixの「Gay Bar」をBGMに2人の男性が絡み合う動画がネットで流れてきた。どういう流れでこうなったのかさっぱりわからない。頓珍漢なタイミングで入れられる「ゲイバ〜」の合いの手もシュールすぎる。そして本家MVの方に行く。カスみたいなクオリティのポールダンスのシーンほんと好き。
▲ Jools Hollandでのスタジオライブがかっこよすぎることで(自分の中では)おなじみの「Gay Bar」。ロックンロールの古臭さを軸にしながらここまでかっこよくするのはかなり凄いんじゃないか。
8/25
性暴力事件を起こしたバンドのメンバーを、好きなバンドのメンバー何人かが擁護している。もうやめてくれ。ここ最近で何回バンド界隈で性暴力事件が起きてるんだよ。仲間意識を被害者非難に転換させてどうする。バンド界隈が身内びいきすぎる気がする。作者の行動で曲を汚すのは勘弁してくれ。不倫や未成年喫煙とは話が違うんだよ。
9/8
最近Los Campesinos!がきてる。シンプルに曲がいい。めちゃくちゃまっすぐな音楽で聴いているとなんか泣けてくるんだよな。
9/10
洋楽やテクノ音楽と全く関係ないオタクであろうアカウントからBoards Of Canadaの楽曲リンクの投稿があり、驚いて調べると映画版「Backrooms」のエンドロール曲がBoards Of Canadaらしいことを知る。この前8番出口も観たしいつか観たい。とはいえYouTubeのオリジナル版をまだ全部見たことないんだよな。エンティティが出てくるところでビビってそこから止まってる。