げねのチラ裏

げねのブログです。だいたい音楽について語っていますが、たまに他の事にも触れます。気が向いた時に更新していこうと思います。

げねの日記 2023年 5月編

5/4


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 水曜日のカンパネラの新曲「金剛力士像」が良い。「アリス」とかでも感じたけど、水カンの根底にはやっぱりメロの良さがあるんだよなーと思う。そしてMVのラストシーンでダンサーがトゥワークしながら花を撒いているのがシュール。

 

5/5

 近くのハードオフに行ったら、楽器コーナーでアコギを試奏している人がいた。出音やタイム感がかなり安定していて、上手いってこういうことなんだろうなーと思った。その演奏を聴いていると、自分もアコギをちゃんと弾けるようになりたくなってきた。やっぱりエレキとアコギでは勝手が違うし、アコギがあればギタリストとしてのアプローチの仕方が広がると思う。家でも弾けるくらい生音の小さいエレアコが欲しい。

 

5/7

 ベースを弾いている兄弟が 、Bacchusのジャズベースにシリーズ/パラレル切り替えの改造をするというので、口を挟んだりはんだ付けを手伝ったりした。兄弟はこうした作業が初めてだったが、最終的に配線して一発で音が出たので、かなりうまくいったと思う。成功してよかった。

 うちにはんだ関係の電子工作キット一式があるのは、中古で買ったPark by Marshallのアンプを直すためだった。ある日アンプの音が出なくなったので基板を確認すると、あろうことかアウトプットジャックを接着剤でくっつけるという一番やってはいけない方法での補修がなされていた。自分ははんだ類一式を揃えて修理に挑戦しようとしたものの、基板の奥深くまでべったりと接着剤が浸透していたのか、直ることはなかった。結局そのアンプは捨てざるを得なかった。

 今回はその時揃えた材料が役に立った。押し入れの奥で眠っていたものがこうして有効活用されて良かったと思う。それを見ていて、自分も電子工作に手を出してみてもいいかもなーと思っている。エフェクターを自作するのもいいかもしれない。

 

5/8


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 amazarashiの新曲を聴いてすごいなーとなってる。情景を生々しく想起させられる歌詞の表現がありながらも、めちゃくちゃ韻を踏みまくって音としての快楽も追求している。フォークとラップのマインドを両方持ちながらもそこから一歩踏み込んでクロスオーバーできているのがamazarashiの凄さだと思う。中学の修学旅行でしか青森には行ったことがないので、秋田ひろむの詩によって青森のイメージが形成されかけているところがある。

 

5/9

 カーテンに蜘蛛がくっついていた。僕は夏の訪れを感じながらも、今年も虫が出る季節がやってきたかとうんざりしていた。僕は虫が苦手で直接触ることができないので、掃除機を取り出し蜘蛛を吸い込む態勢に入った。

 別によくよく考えてみれば、虫だって自分たちと同じタンパク質でできた生物なのだ。何を恐れる必要があるのか。子供時代に虫を追いかけまわしていた人だってたくさんいるだろう。しかし人は大人になるにつれ虫に恐怖や嫌悪を覚えるようになっていく。それは毒などを持っている可能性を警戒する本能だろうか。それとも目が2つ、手足が2つずつといった人間と姿がかけ離れた外見を気持ち悪く思い始めるからだろうか。

 意識を厳戒態勢にし掃除機のスイッチを入れると、蜘蛛がこちらに向かって飛んできた。僕は「う↑お↓~~~~」と奇声を発しながらも、なんとか蜘蛛を掃除機でとらえようとした。蜘蛛はいなくなった。若干のパニック状態だったためか、そこら辺の記憶が定かではない。蜘蛛は掃除機に吸い込まれていった気もするし、自分の顔の横をかすめて飛んで行ったような気もした。その蜘蛛が今も部屋の中にいるのかどうかは定かではない。

 

5/14

 外に出ると魅力的な商品がたくさん売っている。今日はハードオフでMade in Japan hybridのテレキャスターが7万で売ってたのを見つけた。薄ピンクの塗装が魅力的だった。そしてBOSSのDS-2が5千円で売ってた。半導体不足の影響からか、最近のBOSSエフェクターは中古品でも相場が高くなっている。DS-2も中古で8、9千円で売られることが増えてきた。たぶん金があったら買ってたかもしれない。もし自分がたくさんの金を手に入れれば、自分の部屋はすぐに機材でいっぱいになってしまうだろう。金が無いことで自分の物欲をセーブでき、本当に買うべきものの厳選ができているのかもしれない。

 

5/28


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 テレビ東京のプロデューサー・大森時生さんの新作「SIX HACK」がYouTubeで配信されていたので見てしまった。大森さんのことは「このテープもってないですか?」、「Aマッソのがんばれ奥様ッソ」、Aマッソのライブ「滑稽」のことを小耳にはさんでいて気になっていたが、TVerでの配信期間の終了もしくは舞台公演ということで見る機会がなかった。いずれも内容がガチホラーということで、軽く情報を入れるだけにとどめておいて良かったのかもしれない。もし好奇心に負けてそれらを事前情報なしで見ていたとしたら、高確率でトラウマになっていたことだろう。しかし今回の番組はYouTubeでも公開というハードルの低さもあって、ついクリックしてしまった。

 「SIX HACK」では最近人気のオモコロのメンバーであるダ・ヴィンチ・恐山さんが構成を担当しているらしく、そのためかホラーというよりはブラックジョーク寄りの内容でビビらずに見れた。他の人の感想を見ると、オモコロを見ているとわかるネタなども挟まれているらしい。全編に風刺・皮肉がこれでもかと入れられていて、こんなことをできるのはテレ東だけだろうなあと思う。しかしこれからがどうなるか… Aマッソのライブ「滑稽」では縦軸のストーリー要素を大森さんが手がけ、Aマッソのネタを侵食していくようだったと聞く。「SIX HACK」にもやっぱり作品を貫く世界観はあるんだろうと思う。最後のFranz K Endoさんパートが伏線というか、全体像を明らかにする鍵になっている気がする。いつガチホラー展開に舵を切ってもおかしくはない。それでも僕は好奇心に負けて「SIX HACK」を見続けてしまうと思う。頼みの綱は恐山さん。大森さんのホラー感を恐山さんが良い感じに中和し続けてくれることを願う。まあでもそんなことはたぶんない。

 

5/29


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 昨日の日記と関連するが「SIX HACK」の2話において、炎上を恣意的に作り出す方法が解説されていた。炎上には悪い炎上といい炎上があって、いい炎上とは「賛否両論が出て、どちらの陣営も何か言いたくなってしまう」炎上のことだという。

 しかし現実では、どこからどう見ても「悪い炎上」に見える炎上が賛否両論の様相を呈していたりする。例えば、売名行為のために悪意100%でしかない行為をやっていた人たちがいる。それもSIX HACKで取り上げられていた「悪い炎上」のレベルではない (詳細を書くとすぐ分かってしまうので詳細は伏せる) 。それにもかかわらず、炎上した人たちは有名人からもかなり擁護されていたり、そういった行為で売名することが「頭がいい」と評価されたりする。フィクションの世界で描かれた皮肉を、現実が悠々と越えていく。やった事そのものではなくその人たちの人気、SIX HACKで言うところの「偉い」かどうがで善悪が決まる時代が来ているのかもしれない。

 

5/31

 家から少し行ったところに河川敷沿いの道がある。自分は最近そこを通って出かけているのだが、この時期になると道の脇の茂みからよく虫が這い出して来る。この前は、数十匹の干からびたミミズの死骸が道に転々と転がっていた。一番嫌なのが、毛虫がのそのそと道を横切ってくることで、どう避ければいいのかわからなくなる。最近その河川敷の道を通る時は、虫に出くわさないように怯えながら祈っている。