突然ですが、ジャズマスターを買いました。
my new ギヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
— げね (@ghene_339) 2022年7月17日
【Bacchus BJM-STANDARD】#mynewgear pic.twitter.com/l58VHgNKwo
私は以前からジャズマスターに憧れていて、ジャズマスターを買うために少しずつ貯金をしていました。さらに先日数万円ほど予期せぬ収入がありまして、それと同時に目当てのジャズマスターの在庫がネット上からじわじわとなくなってきたので「今しかない!」と思い購入しました。
買ったのはBacchusのBJM-STANDARDという機種です。ちょい傷特価で8万円という価格。定価が税込で143000円ということを考えると、かなりお買い得な一本なのではないでしょうか。バズストップバーとローラーブリッジが標準搭載されており、弦落ちやチューニング対策もばっちり。また、指板が人工素材のリッチライトであることも特徴です。リッチライトは強度があり気温や湿気の影響を受けにくい点が魅力的で惹かれました。
なぜBacchusなのかといいますと、音・スペック・耐久性などを考慮して一番丁度良かったのがこれでした。ジャズマスターを買うにあたって私が最も重要視したことは、ピックアップが本家に倣ったシングルコイルであることです。低・中価格帯のジャズマスタータイプのギターには、P-90やハムバッカーが載っていることもしばしばあります。また本家ピックアップに似た外見でも、ジャキジャキ感のあるシングルコイルの音が出ないものもあるらしいです。そんな中、Bacchusは本家に近い音がするということで興味を持ちました。ピックアップにはBacchusの上位ブランドMomoseのものを搭載しており、サウンドのクオリティは申し分ないだろうという信頼がありました。
音の方はかなりのジャキジャキサウンドです。買う前は「ジャキジャキさせるためにはけっこう音の作り込みが必要なのでは」と少し心配していたのですが、全く心配いりませんでした。少し歪みを足すだけで音にエッジが増します。むしろ自分が思っていたよりも攻撃的な音が出てとても満足しています。ジャズマスターはまさに自分の好みど真ん中の音が出るギターだと感じました。あとデフォルトでかなりエッジが立った音なので、高音域を抑える用途でプリセットスイッチもかなり活用できると思います。クリーントーンもシングルコイルらしくキラキラしていてとても良いです。
よくジャズマスターは使いづらいと言われることもありますが、そうしたことを感じることもありません。これもローラーブリッジやバズストップバーの賜物でしょうか。今まで自分はレスポール系のギターをずっと使用しており、フェンダー系のギターは初めてだったのですが、個人的には持ち替えた時の違和感はほとんどなかったです。ミディアムスケールからロングスケールになったことで弾きづらさを感じることもなく、スムーズに移行できたと感じます。気になる点があるとすれば、ボディがアッシュ材なので重さが4kgあるところでしょうか。まあそこは織り込み済みです。ベースにおいては4kg程度が一般的な重さなので、ギターの場合も慣れと気合いでなんとかなるでしょう。
これで自分の理想に一歩近づくことができました。自分が影響を受けたギタリストはジャズマスターを使っている率が高い (ヒトリエのシノダさん、ナンバガの田渕ひさ子さん、POLYSICSのハヤシさん[初期]) ので、より自分の聴いてきた音楽に近い音像を追い求めることができると思います。あとは自分がジャズマスターを使いこなしていかないと。ギターそのもののポテンシャルを引き出していくのは自分なので。せっかくジャズマスターを手に入れたので、これからは練習と曲作りのクオリティを磨いていきたいです。
今日の一曲
black midiの新譜「Hellfire」がリリースされました。狂乱を楽曲にそのまま閉じ込めたような怒涛の音の洪水。前作から参加しているサポートメンバーのKaidi Akinnibiのサックスもバンドサウンドにガッチリとハマっていて、バンドに欠かせない存在感を確立していると思う。つくづくとんでもないバンドだ。